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2021.09.27むくみのメカニズム
人間の体は、心臓から血液が全身の細胞へ動脈という道を使って酸素や栄養分を届けるために送り出され、届けると同時に細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収して、静脈という道を使って心臓に血液を戻します。この流れの中で、足を流れ心臓に戻る血液は、重力に逆らって心臓に戻らなくてはなりません。そこで血液を戻すためのポンプの役割を果たすのがふくらはぎの筋肉なのです。人間の下半身には全体の7割もの血液が集まっていて、ふくらはぎの筋肉が動くことで血液を心臓に戻します。つまり血液を心臓に戻すには、ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせる必要があります。これがなんらかの理由でうまくいかなくなるとふくらはぎで血液が停滞して足がむくみます。
むくみの原因
病気が原因のむくみ以外は生活習慣に原因があるといっても過言ではないでしょう。就業環境の変化、昼夜逆転の仕事環境、日常生活での夜更かしなどで寝不足になってしまいます。不規則な食生活、ファーストフード、インスタント食品中心の食生活による栄養の偏りで、肥満傾向になるか過度なダイエットで痩せすぎになる危険性も。そこに運動不足が加わり、筋肉が衰え、肌もハリが無くなり、これがむくみ体質になる原因にもなります。しかも現代はストレスにさらされ、イライラが続く毎日を送っているでしょう。寝不足、運動不足、栄養の偏り、ストレスはむくみの大きな原因になります。
■長時間同じ姿勢でいる
立ち仕事やデスクワークなど、ずっと同じ姿勢の状態でいると、ふくらはぎの動きが少なくなり、筋肉の収縮作用によるポンプ機能がうまく働かなくなってしまいます。その結果、足の血液が心臓に戻りにくくなり、うっ滞してむくみに繋がります。(下の写真のように靴下の跡がいつまでも残ることがありませんか?)
■運動不足による筋力の低下
運動不足によってふくらはぎの筋肉が衰えると、ポンプ機能が低下し、足の血液を心臓へ送り戻す効率が悪くなります。
■過度なダイエット
過度なダイエットによって足の筋肉が弱ってしまう状態もこれと同様に、ポンプがうまく働かない結果となってしまうのです。
■塩分の摂りすぎ
味の濃い、塩分の高い食べ物を摂りすぎるとむくみの原因となります。塩分には水分を抱え込む性質があり、余分な水分をうまく排出できなくなり体の中に溜まってしまいます。
■ビタミン、ミネラル、たんぱく質の不足
特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB1、たんぱく質が不足すると、むくみが出やすくなります。
■アルコールの摂りすぎ
アルコールは血管内脱水の作用があるため、飲みすぎると体の水分が失われ、血液濃度が高くなります。体は危険を回避するために血管内に水分を取り込み、血液濃度を低くしようとします。この時に取り込んだ水分の一部がむくみとなります。
■体温調節不足
エアコンで温度変化のない環境の中で過ごしていると、体温を調節する発汗などの自律神経の働きが鈍くなり、水分代謝が低下し、むくみの原因になります。
■冷え
体の冷えは血行不良によるもので、足の毛細血管まで血液が循環しなくなります。そのため血液やリンパの流れが滞ってしまい、むくみにつながるのです。
■女性特有のむくみ
女性は男性よりも筋肉量が少ないため、足がむくみやすい傾向にあります。筋肉量が男性に比べ少ない女性は、心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱いのです。また、妊娠や生理など、ホルモンの影響でむくみが出やすいと言えるでしょう。
妊娠によるむくみ:妊娠中は足のむくみを感じやすくなります。割合で言うと、約30%の女性が妊娠中にむくみを感じています。
生理によるむくみ:原因はホルモンです。黄体ホルモンというホルモンの分泌量が生理前になると多くなります。すると余分な水分が体に溜まりやすくなりむくみます。
ヴィーナスでは、様々な方法でのむくみの改善を提案しております。
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